壊れにくい車を、メーカー・車種別にランキングで徹底解説!中古車購入の際の注意点も
2024.09.22
車の販売をしていると、このようなお悩みをよく伺います。
- 買った車がすぐに壊れるのはイヤ
- 修理代が高額になりそうで怖い
- 急に動かなくなると困る
車というのは高い買い物ですので「壊れにくさ」という観点で、長く安心して乗れる車を選びたいですね。
今回は、アメリカの非営利の消費者組織であるコンシューマーズ・ユニオンが、1936年から発行している月刊誌「コンシューマーレポート」が実施した33万台が対象という大規模調査を元に、壊れにくい車ランキングをご用意しました。
壊れにくい車メーカー・壊れにくい車種の2種類のランキングを紹介しますので、 これから車を購入する方はもちろん、現在の愛車の位置づけが気になる方も参考にしてみてください。
目次
壊れにくい車メーカーTOP10
「車は欲しいものの、まだメーカー・車種・必要な機能など、具体的なことが決まっていない」場合、まずはメーカーで絞り込みをかけても良いですね。
ここでは、壊れにくい車メーカーTOP10を紹介します。
第1位 レクサス(日本)
レクサスは、高い品質と信頼性で知られる日本の高級車ブランドです。厳格な品質管理と先進的な技術を駆使して製造されており、壊れにくい車として知られています。
また、壊れにくさだけでなく、有事の際の担当者の対応への満足度も高いです。
顧客満足度に関する国際的な調査機関J.D. パワーが実施した「2024年日本自動車サービス顧客満足度調査」では、ラグジュアリーブランド部門で第1位を獲得しています。
そういった対応も含めて、長く安心して乗れる車が欲しいという方には非常におすすめできます。
第2位 トヨタ(日本)
トヨタは世界的に有名な自動車メーカーで、信頼性と耐久性があることから、多くのドライバーに支持されています。
部品製造の際の品質管理の基準が非常に高いだけでなく、メンテナンスしやすい作りになっているため「壊れる前に気軽に点検し、素早く修理できる」というメリットもあります。
このような企業努力によって故障のリスクが最大限に抑えられているため、壊れにくい車が欲しい方にはおすすめできるメーカーです。
第3位 ミニ(イギリス)
ミニは、独特なデザインとコンパクトなサイズで知られるイギリスの自動車メーカーです。
ミニ車は高い品質管理が行われており、比較的耐久性に優れています。どうしても国内のメーカーと比べると故障率が高い傾向にありますが、欧州の車は直して走ることを前提として作られているので、こまめにメンテナンスを行えば長く利用できます。
第4位 アキュラ(日本)
アキュラは、日本のホンダが展開する高級車ブランドです。
主にアメリカ市場で展開されているので日本人にとってはあまり馴染みがありませんが、アメリカでは品質の高い高級車として広く知られています。
通常走行時から事故回避まで運転を支援する「アキュラウォッチ」など、先進的な技術を取り入れたモデルが多いので、そういった先進技術に魅力を感じる方にもおすすめできます。
第5位 ホンダ(日本)
ホンダは、日本を代表する自動車メーカーの1つで、特に「VTECエンジン」というエンジン製造技術の、パワーと環境性能の高さが評価されています。
また、不具合の少なさにも定評があります。J.D.パワー社が調査している「2024年 日本自動車初期品質調査」では、スズキに次いで、2番目に不具合が少ないというデータが出ているほどです。
燃費性能にも優れているので、ランニングコストの安さを重視したい人にもおすすめです。
第6位 スバル(日本)
スバルは、頑丈で壊れにくい車として、国内外で高い評価を受けています。
スバル車の特徴は、頑丈なボディ・悪路走行にも適したAWD(全輪駆動車)振動が少ない水平対向エンジン の3つです。このような機能を組み合わせることで、通常では走れないような悪路でも故障せず進むことができます。
また「アイサイト」という運転支援システムを搭載した車種が多く、事故のリスクを低減できるところも大きな魅力です。壊れにくさだけでなく、安全性を重視する方におすすめできます。
第7位 マツダ(日本)
マツダの車の特徴は、エンジンやシャシーの効率を最大限に引き出す「SKYACTIV技術」によって、燃費と走行安定性の両方が高く評価されていることです。
近年ではデザイン面でも高い評価を得ているため、デザイン・走行性能・壊れにくさ など、総合的な性能の高さを求める方におすすめできます。
第8位 ポルシェ(ドイツ)
ポルシェは、ドイツの高級スポーツメーカーです。卓越した性能とデザインで多くのファンを魅了しています。
スポーツカーは一般的に故障が多いイメージがありますが、ポルシェは、厳格な品質管理と先進的な品質管理プログラムを駆使することで、長い間ブランドへの信頼性を高めてきました。
ただし、故障が比較的少ないとはいえ、修理費用は他のブランドに比べて高額になる可能性があるので、ランニングコストを極力下げたい方は避けた方が良いでしょう。
第9位 BMW(ドイツ)
BMWは、ドイツの自動車メーカーです。スポーティな走行性能と高級感を兼ね備えた車を提供しています。
BMW車の大きな特徴は、リアホイールドライブ・50:50の重量配分・直列6気筒エンジンなど、独自の技術を搭載していること。ドライビングの楽しさを追求するユーザーに支持されています。
適切にメンテナンスを行えば長期間安心して乗り続けることもできますが、日本の気候に合わず、内装が劣化しやすいなどの課題も指摘されています。適切なメンテナンスや車庫管理ができる方におすすめです。
第10位 起亜(韓国)
起亜は、スタイリッシュなデザインや、高いコストパフォーマンスが魅力の韓国の自動車メーカーです。
かつての韓国車は故障が多いイメージがありましたが、近年では品質が向上し、比較的壊れにくいとされています。
デザイン性も高いので、手頃な価格でおしゃれな車をお求めの方には魅力的な選択肢となるでしょう。
壊れにくい車ランキングTOP10
ここからは、壊れにくい車種をランキング形式で紹介します。
第1位 トヨタ カローラ ハイブリッド
トヨタ カローラ ハイブリッドは、燃費性能や信頼性、耐久性の高さで人気を誇る車種。トヨタ独自のハイブリッド技術により優れた燃費効率を実現しつつ、長期間の使用でも故障が少ないことが特徴です。
また、トヨタ車ならではの品質管理により、走行性能や安全性も高いレベルで保たれています。経済的かつ安心して長く乗り続けたい方におすすめです。
第2位 レクサスGX
レクサスGXは、高級SUVとしての快適さと耐久性を兼ね備えた車種です。
オフロード性能に優れ、過酷な環境でも安定して走行できます。
舗装されたコンクリートの上だけでなく、山道やボコボコした道でも安定して走行できるので、アウトドアが好きな方や高級なオフローダーが欲しい方におすすめです。
第3位 BMW Mini クーパー
BMW Mini クーパーは、コンパクトながらもスタイリッシュなデザインと優れた走行性能をもつ人気車種です。
エンジントラブルや故障が少なく、車のオーナーからは非常に厚い信頼を獲得しています。
BMWの技術力が詰まっており、日常の使用はもちろん、長距離走行でも安定したパフォーマンスを発揮します。車体が比較的小さいので、都市部に住んでいて大きな駐車場を確保しにくい方や、後部座席に人を載せることが少ない子離れ世帯に特におすすめできます。
第4位 トヨタ プリウス
トヨタのハイブリッド技術により、エネルギー効率が高く、長時間の運転でも燃料消費が少ない車になっています。また、故障しにくい設計と高い耐久性により、メンテナンスの手間を大幅に減らすことができるのも大きな魅力です。
環境への配慮、壊れにくさ、燃費など、総合力の高さを求める方におすすめできます。
第5位 マツダ ロードスター
マツダ ロードスターは、軽量でスポーティな走行性能が魅力のオープンカーです。
一般的にスポーツカーは高出力を追求するため、故障のリスクが高いと思われがちです。しかし、ロードスターはバランスのとれた設計により、高い耐久性を持っています。
長期間の使用でもメンテナンス費用が抑えられるので「スポーツカーに乗りたいけれど、壊れやすい車は避けたい」という方に特におすすめです。
第6位 リンカーン コルセア
リンカーン コルセアは、アメリカ製の高級コンパクトSUVです。
走行時の静粛性と乗り心地が抜群で、長距離ドライブでも疲れにくいのが特徴です。内装は上質なレザーがふんだんに使われ、高級感が漂うエレガントなデザイン。
「アメリカ車は壊れやすい」というイメージを持つ人も多いですが、コルセアは故障が少ないことで評価されています。どっしりと重厚感のあるデザイン性と壊れにくさを求める方におすすめです。
第7位 トヨタ カローラ
ハイブリットモデルに続いて、ガソリン車のカローラも高評価を得ています。
ハイブリット車とガソリン車で順位に差があるのは「ハイブリッド車がガソリン車よりも故障しにくいとい」というデータの裏付けにもなっていますね。
とはいえ、高い性能を持っていることには変わりありません。エンジンやトランスミッションの耐久性が高く、長期間にわたって安定した性能を発揮します。乗り心地も良いので、コストパフォーマンスの高い車をお探しの方におすすめです。
第8位 スバル クロストレック
スバル クロストレックは、コンパクトSUVとして、使い勝手と壊れにくさが高く評価されている車種です。
標準装備されているAWD(全輪駆動)により、悪天候やオフロードでも安定して走ることができます。15.8㎞/L程度と燃費も比較的良いので、日常使いからアウトドアシーンまで、広いニーズに対応できるところも魅力です。
第9位 BMW 3シリーズ
BMW 3シリーズは、優れた走行性能と快適な乗り心地を兼ね備えた高級セダンです。
高級車は複雑な機構を持つため故障しやすいというイメージがありましたが、3シリーズはそのイメージを覆す存在となっています。適切なメンテナンスを行えば故障が少ないため、壊れにくい高級車・壊れにくい外車を探している方にはピッタリです。
内装の質感も高いので、走りやすさ・壊れにくさ・高級なデザイン に魅力を感じる人におすすめです。
第10位 トヨタ プリウスPHV
トヨタ プリウスPHVは、通常のハイブリッド車よりも複雑な機構を持っているにも関わらず、高い信頼性を獲得している車です。
「プラグインハイブリッド車」とは、ガソリンエンジンと電気モーターの両方を搭載し、外部から充電ができるため、環境性能と実用性を高いレベルで両立させたものです。
トヨタのハイブリッド技術を活用しているので、故障もかなり少ないと言われています。通常のハイブリッド車と同様、長距離でも安心して運転できるので、普段から長い距離を運転する方でも安心して利用できます。
ガソリン車・ハイブリッド車・電気自動車で1番壊れにくいのは?
車種 | 故障率 |
---|---|
ガソリン車 | ー |
ハイブリッド車 | −26% |
電気自動車 | +79% |
※ガソリン車を基準にした場合
車には「ガソリン車」「ハイブリッド車」「電気自動車」の3つの種類があります。
3種類の中でもっとも壊れにくいのがハイブリッド車で、理由は、エンジンと電動モーターの両方を使用することでエンジンの負担が軽減されるからです。
次に故障しにくいのがガソリン車です。ガソリン車は、エンジンやトランスミッションなどの内部構造が非常に複雑ではありますが、長年の改良と共に製造技術が確立しています。そのため、比較的故障が少ないとされています。
電気自動車は、理論上「構造がシンプルなので故障が少ない」とされています。しかし、ガソリン車に比べると電気自動車の製造技術はまだまだ発展途上で、故障率も高いです。近年はとくに、バッテリーの劣化や充電システムの問題など、多くの問題が指摘されています。
中古車を購入する際に気を付けるべきポイントは?
「壊れにくい車が欲しい」というニーズをお持ちの方は、特に、以下のような点に配慮して中古車選びを進める必要があります。以下から、中古車を購入する際に気を付けるべきポイントを紹介します。
走行距離
走行距離は、中古車の状態を判断するうえで重要な指標です。一般的に、走行距離が少ないほど車の摩耗が少なく、故障のリスクも低くなります。ただし、単に走行距離が少ないからといって必ずしも良い車とは限りません。
たとえば、長期間放置されていた車は、走行距離が少なくても劣化が進んでいる可能性がありますし、逆に走行距離が多くても定期的なメンテナンスが行われていれば、状態が良好な可能性もあります。
走行距離ももちろんですが、整備記録やオーナーの使用状況も合わせて確認してみましょう。
修復歴
中古車を購入する際には、修復歴の確認も欠かせません。
修復歴とは、事故や故障によって車両が修理された履歴のことです。修復歴がある車は、見た目には問題がなくても、構造的な損傷や隠れた故障が潜む可能性があります。
たとえば、フレームやシャーシに損傷があった場合、車の安全性や走行性能に影響を及ぼすことがあります。修復歴がある車を選ぶ際は、修理の内容や質、使用された部品の種類なども確認してください。
事故・水没の有無
事故や水没の有無を確認することも、中古車を購入する際の重要なポイントです。
事故歴がある車は、外見上は問題がなくても内部に隠れた損傷があることも。たとえば、事故の影響で、足回り(サスペンションやブレーキ)にダメージが及んでしまうと、走行中に異音が発生したり、直進安定性が損なわれたりすることがあります。
また、水没車は、エンジンや電気系統に重大な故障を引き起こすリスクが高いです。水に浸かった車は、内部の電子機器や配線が腐食しやすく、長期間の使用に耐えられない傾向にあります。
車を購入する際は、信頼できる販売店を探しましょう!
ここまで、壊れにくい車メーカー・車種や、壊れにくい中古車を購入するポイントなどを紹介してきました。
特に中古車を購入する際は、修復歴や事故/水没歴の有無など、確認するべきことが多くあります。しかし、一般の方が見ても実際の車のダメージを見極めることは非常に難しいため、アフターサポートや保証なども含め、信頼できる販売店を見極めることが大切です。
バディカダイレクトでは、理想のお車と出会うためのカウンセリングから、納車、アフターサポートまで責任をもってお手伝いいたします。中古車購入をお考えの方は、ぜひバディカダイレクトにお問い合わせください。
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