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車のエンジンはかからないけど電気はつく!?9つの原因と症状別の対処法を解説!

2025.02.16

この記事の監修者
営業本部部長
由佐 朋也
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新卒からビッグモーターに入社し6年ほどセールスで従事し退職。その後、BUDDICAに入社。創業メンバーとしてセールス、店長、営業本部部長を経験。新店舗・新規事業の立ち上げ、カルチャーの浸透に従事。現在はBUDDCIA DIRECTのセールスとして全国へ愛車を届けています。

「車を運転しようとしたらエンジンがかからない」
「電気はつくのにエンジンがかからない」

このような症状は、ドライバーなら一度は経験したことがあることでしょう。

この記事では「車のエンジンがかからないけど電気はつく」9つの原因と対処法や予防策を分かりやすく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

 

車のエンジンはかからないけど電気はつく9つの原因

ここでは「車のエンジンがかからないけど電気はつく」主な9つの原因と対処法、予防策を解説します。

ただし、エンジンがかからない原因は多岐に渡るため、ここで紹介する内容が全てではない可能性があります。

無理に自分で対処しようとせず、最終的には専門家による診断を受けるようにしましょう。

 

1.シフトポジションが適切な位置になっていない

AT車の場合、シフトポジションがP(パーキング)またはN(ニュートラル)に正しく入っていないと、安全装置が働きエンジンがかかりません。

これは、誤操作による事故を防ぐための安全設計です。

シフトポジションが正しい位置にあるかを確認し、PまたはNに入れ直してみてください。

これだけでエンジンがかかる場合があります。

 

2.セルモーターの故障

エンジン始動時に「カチカチ」といった異音が聞こえる場合、セルモーターの故障が考えられます。

セルモーターは、バッテリーの電力を使ってエンジンを回転させる重要な部品です。

セルモーターが故障すると、電力がエンジンに伝わらなくなり、エンジンがかかりません。セルモーターが故障した場合は交換が必要です。

早めの点検で、突然エンジンがかからなくなる事態を防ぎ、安心して車を運転できるようになります。

 

3.エンジンルーム内のヒューズの断線や異常

エンジンルーム内のヒューズが断線していることも、エンジンがかからない原因の一つです。

ヒューズは過電流から電気系統を守るための安全装置ですが、過電流や経年劣化によって断線することがあるのです。

切れたヒューズを新しい同じアンペア数のヒューズに交換すれば、エンジンがかかるようになる場合があります。

ヒューズの交換方法は以下の通りです。

  1. エンジンを停止し、ボンネットを開ける。
  2. ヒューズボックスを探す。(場所は車種によって異なるので、取扱説明書を確認)
  3. 切れたヒューズを探す。(切れたヒューズは、中のフィラメントが切れていたり、ガラス管が黒くなっていたりする)
  4. ヒューズプラー(ヒューズボックスに付属していることが多い)かラジオペンチで、切れたヒューズを取り外す。
  5. 新しい、同じアンペア数のヒューズを差し込む。
  6. ヒューズボックスの蓋を閉め、ボンネットを閉じる。

 

4.オルタネーターの故障

エンジンがかからない原因の一つに、オルタネーターの故障が考えられます。

オルタネーターはバッテリーを充電する役割を担っており、故障するとバッテリーが充電されずエンジンがかかりません。

オルタネーターを交換することでバッテリーが正常に充電され、エンジンがかかるようになります。

 

5.スマートキーの電池切れや故障

スマートキーの電池切れや故障は、エンジン始動の妨げになることがあります。

スマートキーが車のシステムと通信できなくなるため、エンジンがかかりません。

電池を交換するか、メカニカルキー(スマートキーに内蔵されている鍵)を使ってエンジンを始動できます。

スマートキーの電池は、意外と早く消耗するので、予備の電池を準備しておくと安心ですよ。

 

6.ハンドルロックがかかっている

ハンドルロックがかかっていると、キーが回らずエンジンがかからないことがあります。
これは盗難防止のための機能です。

キーを回しながらハンドルを左右に軽く揺らすことで、ロックが解除されエンジンがかかるようになります。

 

7.ブレーキやクラッチを踏んでいない

AT車ではブレーキ、MT車ではクラッチを踏まないとエンジンがかからない場合があります。

これは、意図しない発進を防ぐための安全装置です。

ブレーキまたはクラッチペダルを踏んで、エンジンを始動してみてください。

 

8.ガソリンが不足している

ガソリンが不足していると、エンジンは当然ながらかかりません。

エンジンがかからない場合、ガソリンが切れていないか確認してみてください.。普段からガス欠警告灯が点灯したら早めに給油しましょう。

 

9.その他の電気系統の問題

上記以外にも、様々な電気系統のトラブルが原因でエンジンがかからない場合があります。

例えば、イグニッションコイル、燃料ポンプ、ECUなどの不具合が考えられます。

これらのトラブルシューティングは複雑な場合が多く、ご自身で特定しづらいことがほとんどです。

専門家による診断と修理が必要となるケースが多いため、お近くの整備工場やロードサービスに相談しましょう。

 

症状別の対処法

エンジンがかからない場合、電気系統が正常でも様々な原因が考えられます。

ここでは、よくある症状別に具体的な対処法を解説します。

適切な対処法を知ることで、素早く問題を解決し、安全なドライブへと繋げられるでしょう。

 

車のエンジンはかからないけど電気はつく

電気系統は生きているのにエンジンがかからない場合は、以下のような点を疑ってみましょう。

これらが原因の場合、ジャンプスタートを試みる、またはロードサービスを呼ぶことで対処できます。

燃料切れの場合はガソリンスタンドで給油しましょう。

 

カチカチと音がする

「カチカチ」という音は、セルモーターが動こうとしているものの、電力不足で動かないサインです。

考えられる可能性は以下の3つです。

まずはジャンプスタートを試してみてください。それでも改善しない場合は以下の対応が必要です。

ご自身で対応できない場合は、ロードサービスを呼ぶか、整備工場に持ち込みましょう。

 

キュルキュルと音がする

「キュルキュル」という音は、エンジンベルトの緩みや劣化、オルタネーターの不具合を示唆している可能性があります。

エンジンベルトが緩んでいると適切な力が伝達されず、劣化しているとベルトが滑って音が発生します。

また、オルタネーターが不具合を起こすと、ベルトの回転に負荷がかかり音が発生することがあるのです。ベルトの張り調整、または交換が必要になります。

オルタネーターが不具合の場合は、修理または交換が必要になりますので、整備工場に相談しましょう。

 

セルモーターは回るがエンジンがかからない

セルモーターは回るのにエンジンがかからない場合、考えられる可能性は以下の3つです。

まずは燃料切れを確認し、必要であれば給油しましょう。

点火系統やその他電気系統のトラブルの場合は、専門家による診断と修理が必要です。整備工場に持ち込みましょう。

 

バッテリートラブルの確認方法

車のバッテリーは様々な電気系統の動作に必要不可欠です。

バッテリーの状態を確認する方法を理解することで、トラブルを未然に防ぎ、安全なドライブに繋がります。

ここでは、バッテリーの状態をチェックする3つの方法を解説します。

 

ACCモードにしてみる

ACCモードにして電装品の状態を確認してみましょう。

ACCモードは、エンジンをかけずにオーディオやナビなどの電装品に電源を供給するモードです。

バッテリーが弱っていると、これらの電装品が正常に動作しない、動作が遅いといった症状が現れます。

簡単にバッテリーの状態を把握できるので、試してみてください。

電装品が正常に動作しない場合は、バッテリー上がりや劣化の可能性があります。早めの対処で、出先でのトラブルを回避できるでしょう。

 

室内灯やヘッドライトを点灯させてみる

室内灯やヘッドライトの明るさを確認することで、バッテリーの状態を判断できます。

バッテリーが弱っていると、これらのライトが暗く点灯したり、点滅したりすることがあるためです。

ライトの明るさをチェックするだけでバッテリーの状態を視覚的に確認できるので、試してみてください。

明らかに暗い場合は、バッテリー上がりか劣化の疑いがあるので注意が必要です。

 

パワーウインドウを作動させてみる

パワーウインドウの動作速度でバッテリーの状態を確認できます。

パワーウインドウはバッテリーの電力で動作するため、バッテリーが弱っていると窓の開閉速度が遅くなったり、動作がスムーズでなくなったりします。

パワーウインドウの動作をチェックするだけで、バッテリーの状態を簡単に確認できるので、試してみてください。

動作が遅い、またはスムーズでない場合は、バッテリー上がりや劣化の可能性があります。

 

応急処置の方法

車のエンジンがかからない場合、状況によっては応急処置で対処できる場合があります。

適切な応急処置の方法を理解しておくことで、落ち着いて行動でき、安全を確保することに繋がるでしょう。

ここでは、2つの応急処置の方法を解説します。

 

ジャンプスタートの方法

バッテリーが上がってしまった場合は、ジャンプスタートでエンジンを再始動できる可能性があります。

ジャンプスタートとは、他の車のバッテリーやジャンプスターターを使って、自分の車のエンジンを始動させる方法です。

ブースターケーブルまたはジャンプスターターを常備しておけば、すぐにエンジンを再始動させ、走行を再開できるかもしれません。

以下にジャンプスタートの手順をします。

  1. ブースターケーブルかジャンプスターターを用意する。(ブースターケーブルの場合は救援車の協力が必要)
  2. 救援車と故障車を並べる。車は接触しないように注意。両方の車のエンジンを停止し、サイドブレーキをかける。
  3. 赤いクリップを故障車のバッテリーのプラス端子に接続する。
  4. もう一方の赤いクリップを救援車のバッテリーのプラス端子に接続する。
  5. 黒いクリップを救援車のバッテリーのマイナス端子に接続する。
  6. もう一方の黒いクリップを故障車のエンジンルーム内の金属部分(アースポイント)に接続する。バッテリーのマイナス端子に直接接続しないこと。
  7. 救援車のエンジンを始動し、数分間アイドリング状態を保つ。
  8. 故障車のエンジンを始動させる。
  9. エンジンが始動したら、接続した順と逆の順序でブースターケーブルを取り外す。黒いクリップから外し始める。
  10. エンジンを停止させずにしばらくアイドリングし、バッテリーを充電させる。

万が一のトラブルに備えて、ブースターケーブルまたはジャンプスターターを常備しておくと安心です。

また、ジャンプスタートを行う際は、以下の点に注意してください。

 

救援車を利用する方法

自力での対処が難しい場合は、ロードサービスやJAFなどの救援車を呼ぶのが確実です。

専門のスタッフが適切な方法でエンジンを始動させてくれます。

この方法では安全かつ確実に問題を解決できます。

原因が不明な場合や、自分で対処することに不安がある場合は、救援車を呼ぶようにしましょう。

 

予防策と定期メンテナンスの方法

車のトラブルは、日頃のメンテナンスで予防できるものが多くあります。

定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、予期せぬトラブルを未然に防ぎ、安全・安心なドライブを楽しむことができます。

ここでは、予防策と定期メンテナンスの方法を3つのポイントに絞って解説します。

 

バッテリーの定期点検

バッテリーは消耗品であるため、定期的な点検と交換が必要です。

バッテリーの劣化は、エンジンのかかりにくさだけでなく、様々な電気系統のトラブルを引き起こす可能性があります。

特に冬や寒冷地では、バッテリーの性能が低下しやすいため、注意しましょう。

定期的な点検でバッテリーの状態を把握し、早めに交換することで、予期せぬトラブルを未然に防ぐことができます。

 

電気系統のチェック

電気系統のトラブルは様々な原因が考えられるため、定期的なチェックが必要です。

電気系統の不具合は、エンジンのかかりにくさだけでなく、走行中のエンストやライトの不点灯など、様々なトラブルを引き起こす可能性があります。

スマートキーの電池切れも、電気系統のトラブルと言えるでしょう。

出先でスマートキーの電池切れを起こすと、以下のような思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。

予備の電池を準備しておき、電池切れの兆候が見られたら早めに交換しましょう。

日頃から電気系統をチェックしておけば、予想外のトラブルも防げますし、安心してドライブを楽しめますね。

 

その他の日常的なメンテナンス

エンジンオイルやタイヤの空気圧、ブレーキパッドなど、消耗品の定期的な交換や点検も重要です。

これらの部品は、車の走行性能や安全性能に直接関わるため、適切なメンテナンスを行うようにしましょう。

これらのメンテナンスをしっかり行うことで、車は長持ちしますし、ドライブも快適で安心なものになりますよ。

 

日々のメンテナンスで、長く乗れる愛車を育てましょう!

この記事では、エンジンがかからないけど電気はつく場合の対処法について解説しました。紹介した方法を試しても解決しない場合は、無理に自分で対処しようとせず、専門家、整備工場、ロードサービスなどに相談するようにしましょう。

また、もし「修理した方が費用がかかる」という場合は、中古車の購入を検討しても良いかもしれません。

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