日経平均(株価)暴落で中古車相場の大暴落もあるか?車の購入や買取査定に関する影響を解説!
2024.08.07
日経平均が歴史的な下落を記録しました。大手の車メーカーの株価も大きく影響を受けましたが、それによって中古車市場への影響はあるのでしょうか?
またきっかけとなった日銀の利上げ発表は、車のローン金利にどんな影響を与えるのでしょうか?
近年、中古車市場は異例の高騰を続けてきましたが、ここ最近の歴史的株価の変動により、その先行きに注目が集まっています。本記事では、中古車相場の今後の見通しと、車の購入や売却を考えている方々へのアドバイスをお届けします。
目次
中古車相場の暴落は起きるのか?
ここ数年、中古車市場は異例の高騰を続けてきました。特に人気の高い車種では、新車価格を上回る中古車価格が形成されるなど、従来の常識を覆す状況が続いています。
高騰の主な要因
- 円安の影響:円安により、海外からの中古車需要が増加
- 新車生産の遅延:半導体不足などによる新車の供給不足
- 輸出需要の増加:海外での日本車人気による輸出台数の増加
円安と車の生産体制、この2つの要因が重なり、中古車の価格上昇をもたらしてきました。この内の一つ、円安という条件が今変わろうとしていますが、その時に生産体制がどうなっているかが、中古車相場の決定に大きく関わってきます。
緩やかな下落傾向の可能性
専門家の見解によると、今後の中古車相場は緩やかな下落傾向に向かう可能性が高いとされています。ただし、大幅な暴落の可能性は低いと予測されています。
相場が動く主な要因
- 円高傾向:直近の円高傾向により、海外からの需要が減少する可能性
- 新車生産の回復:半導体不足の解消に伴う新車供給の増加
- 金融政策の変更:金利上昇による購買意欲への影響
これらの要因により、中古車相場は徐々に調整される可能性が高いと考えられています。実際、中古車市場に関しては、日経平均や為替以上にトヨタなどのメーカーが日本国内にどれだけ供給できるかの方が重要です。
車種別の影響
高級車・人気車種への影響
特に影響を受けやすいのは、これまで高騰が顕著だった高級車や人気車種です。
例えば、
- トヨタ アルファード
- レクサス
- トヨタ ランドクルーザー
これらの車種は、新車価格を上回る中古車価格(プレミア価格)で取引されていました。中には新車よりも200万円以上高く取引されるケースもありましたが、今後、円高が進むことで、徐々にこのプレミア価格は調整される可能性が高いです。
一般車種への影響
一般的な車種については、大きな価格変動は予想されていません。ただし、全体的な市場傾向に合わせて、緩やかな価格調整が行われる可能性があります。
購入を考えている方へのアドバイス・タイミングの見極め
- 急いで購入する必要はない:大幅な価格上昇は予想されないため、慌てて購入する必要はありません。
- 新車の納期を確認:新車の納期が改善されつつあるため、新車購入も選択肢に入れましょう。
- 比較検討を徹底:複数の販売店や個人売買の情報を比較し、最適な条件を探しましょう。
注意点
- 人気車種の中古車は依然として高値で取引される可能性があります。
- 金利上昇の影響を考慮し、ローンを組む場合は慎重に検討しましょう。
売却を考えている方へのアドバイス・売却のタイミング
- 早期売却の検討:高値での売却を考えている場合、早めの売却を検討しましょう。
- 1〜2ヶ月以内の売却予定者:現在の相場を維持できる可能性が高いため、計画通り進めても良いでしょう。
- 長期保有予定者:1年以上の保有を予定している場合、急いで売却する必要はありません。
注意点
- 高級車や人気車種の所有者は、市場動向に特に注意を払う必要があります。
- 売却価格の期待値を現実的に設定し、柔軟な対応を心がけましょう。
ローン金利への影響
- 銀行系ローンの金利上昇:日銀の金融政策変更に伴い、銀行系のマイカーローン金利が上昇する可能性があります。
- 自動車ディーラー系ローンの動向:ディーラー系のローンは比較的安定しており、大幅な金利上昇は予想されていません。
ローン利用時の注意点
- 金利の比較検討を徹底し、最適な条件を選びましょう。
- 変動金利と固定金利のメリット・デメリットを十分に理解した上で選択しましょう。
- 返済計画を慎重に立て、無理のない借入額を設定しましょう。
まとめ:中古車市場の展望
中古車市場は、これまでの異常な高騰から徐々に調整局面に入る可能性が高いと予想されます。ただし、大幅な暴落ではなく、緩やかな価格調整が進むと考えられています。
購入を考えている方は、慌てずに市場動向を注視しながら、最適なタイミングと条件を見極めることが重要です。一方、売却を考えている方、特に高級車や人気車種の所有者は、市場の変化に敏感に対応することが求められます。
金融面では、ローン金利の上昇に注意が必要です。特に銀行系のマイカーローンを検討している場合は、早めの行動が有利に働く可能性があります。
中古車市場は常に変動していますが、適切な情報収集と冷静な判断により、最適な車の売買を実現することができます。本記事の情報を参考に、皆様の車ライフにおける意思決定の一助となれば幸いです。
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