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中古車はディーラーで買うべき?中古車販売店との違いやメリット・デメリットも

2024.09.30

中古車の購入先には、ディーラー・中古車販売店の大きく分けて2種類があります。

一般的にディーラーは特定メーカーの新車を扱っているイメージがあるため、中古車を購入できることをご存知ない方も多いかもしれませんね。

この記事では、ディーラーと中古車販売店の違いや、購入の際のメリット・デメリットを詳しくお話しします。 これから中古車を買おうと考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ディーラーと中古車販売店の違いとは?

ディーラーと中古車販売店の違いは、以下の通りです。

購入する場所 ディーラー 中古車販売
メリット 故障が起こりにくい
保証が充実している
接客の安心
アフターサポートが受けられる
ディーラーより安価に購入できる
別メーカーの車種を比較検討できる
中立的なアドバイスを受けられる
デメリット 相場より価格が高い
1つのメーカーしか見れない
中立的なアドバイスは期待できない
ディーラーより故障のリスクが高い
車の品質が販売店ごとに異なる
向いている人 安心して中古車を購入したい方 選択肢の広さやコスパを重視したい方
その他の懸念点 スピードが遅く、融通が利きづらい 適正価格なのか判断することが難しい

ディーラーは、質の高い車と出会える確率が高かったりアフターケアが充実していたりするなどのメリットがある一方で、価格が高いというデメリットがあります。

一方、中古車販売店では安価に購入できるメリットがある一方で、販売店によって質にバラつきがあるなどのデメリットもあります。

それぞれのメリット・デメリットを加味した上で、ご自分のニーズにあったお店選びをすることが非常に大切です。

 

ディーラーで中古車を買うメリット

ここからは、ディーラーで中古車を買うメリットを詳しく紹介します。

故障が起こりにくい

ディーラーで中古車を購入する際の1つめのメリットは、故障が起こりにくいことです。

ディーラーは特定のメーカーの車両を専門に扱っている関係で、過去モデルの故障の傾向も正確に把握しているので、より信頼性の高い車両を選ぶことができます。

また、ディーラーなら店頭にディスプレイとして展示されている「届出済未使用車」を購入することもできます

届出済未使用車とは、ナンバー登録はされてるものの実際に使われたことがない車です。新品同様なので故障しにくい上、お得に購入できるメリットがあります。

 

保証が充実している

ディーラーで中古車を購入する際の2つめのメリットは、保証が充実していることです。多くのディーラーでは、中古車購入時に一定期間の保証を提供しています。

特にエンジンやトランスミッションなどの主要な部品に対しては、1年間分の保証が無料でついてくることが多いです。

また、有料で保証の延長ができるところも多いです。

万が一故障が発生した場合でも、充実した保証によって修理費用を抑えることができるのは嬉しいですね。

 

接客の安心感

ディーラーで中古車を購入する際の大きなメリットの1つは、接客の安心感です。ディーラーではいわゆる「押し売り」のような行為は圧倒的に少ない傾向にあります。

何が他の中古車販売店との違いを生んでるのかというと、一つは評価制度と収益構造の違いです。ディーラーは、新車にしても中古にしても、販売して終わりではありません。

車を販売した後も、車検・紹介などを含めて生涯取引するビジネスモデルなので、短期的な取引を強く求めておらず「即決は求めない」「何回でも足運んでください」というスタンスの接客が多いです。

それだと物足りないと感じる方もいるかもしれませんが、一般的には「押し売りされる」のは良くないですよね。

「営業の人が怖い」「丸め込まれてしまうのでは」などの心配がある方は、ディーラーで中古車を検討した方が安心かもしれません。

 

アフターサポートが受けられる

ディーラーで中古車を購入する際の4つめのメリットは、充実したアフターサポートが受けられる点です。

ディーラーはメーカーと直接つながっているため、納車後の定期点検・整備をお願いできます。「定期点検をうっかり忘れてしまう」という方も多いですが、ディーラーで中古車を購入すれば、点検が近づいたタイミングで連絡してもらうことも可能です。

さらに、ディーラーなら、どこの店舗でも基本的に整備工場があります。例えば、全国に転勤したとしても、他県のディーラーで同じ内容の整備を受けることができます

カスタマーセンターが用意されているので、このように確実に柔軟な対応をしてもらえることは大きなメリットですね。

 

ディーラーで中古車を買うデメリット

ここからは、ディーラーで中古車を買うデメリットを詳しく紹介します。

中古車の相場よりも価格が高い

ディーラーで中古車を購入する際の1つめのデメリットは、一般的に中古車の相場よりも価格が高く設定されていることです。

ディーラーはメーカーの認定を受けた車両を扱うため品質や整備の面で安心感がありますが、車のブランディングのための宣伝広告費・保証・アフターサービスなどに費用がかかる分、同じ車両でも中古車販売店よりも高額になることが多いです。

そのため、例えばカーセンサーやグーネットで最安値順に見ていくと、ディーラーの車はなかなか見つかりません。

「整備の際の工賃も少し高め」というお声もよく伺うので、金額を重視したい方にはあまりおすすめできません

 

1つのメーカーしか見れない

ディーラーで中古車を購入する際の2つめのデメリットは、基本的にはそのメーカーの車しか見ることができない点です。

例えば、トヨタのディーラーであればトヨタ車のみ、ホンダのディーラーであればホンダ車のみが販売されています。そのため、他のメーカーの車両を比較検討することが難しいです。

燃費・デザイン・安全性能など、さまざまな要素をさまざまなメーカーの車両を比較して自分に最適な選択をしたいと考えている方、別のディーラーをハシゴしなければいけません。

このように、特定のメーカーに対する信頼感や好みがある方には向いていますが、幅広い選択肢を求める方には不向きな場合があります。

 

立場上、中立的なアドバイスは期待できない

ディーラーで中古車を購入する際の3つめのデメリットは、販売員が特定のメーカーに属しているため、中立的なアドバイスは期待できないことです。

ディーラーのスタッフはあくまで自社の車両を推奨する立場にあるので、お客様が他メーカーの車との比較検討をしている際、他メーカーの車をおすすめするようなことは言えません。

「メーカーに関わらず、自分にとって本当に最適な車を選びたい」「車にそこまで詳しいわけではない」という方は、ディーラーよりも中古車販売店で購入することをおすすめします。

 

スピードが遅く、融通が利きづらい

ディーラーで中古車を購入する際の4つめのデメリットは、スピードが遅く、融通が利きづらいことです。

例えばちょっと相場を見てと頼んだとしても「明日返答します」と言われたりします。大きな組織で分業が進んでいるため、決裁者が現場にいないことも。営業の人がパッと相場を見て、すぐに値段を教えてくれるということはあまりありません。

ある程度の業務は仕組み化されているものの、部門の垣根を越えるような依頼は確認に時間がかかることも多いので、スピード感や融通のききやすさを求める方は、ディーラーよりも個人の中古車販売店の方が適していると言えます。

 

中古車販売店で車を買うメリット

ここからは、中古車販売店で中古車を買うメリットを詳しく紹介します。

ディーラーより安価に購入できる

中古車販売店で車を購入する際の1つめのメリットは、ディーラーよりも安価に車を手に入れられることです。

これは、ディーラーで購入するよりも、車のブランディングのための宣伝広告費・保証・アフターサービスなどの費用が抑えられるからです。

車両の状態や年式に応じて各販売店が自由に価格を設定でき、ディーラーよりも安価に購入できるため、価格を抑えたい方には中古車販売店をおすすめします。

 

別メーカーの車種を比較検討できる

中古車販売店で車を購入する際の2つめのメリットは、異なるメーカーの車種を自由に比較検討できることです。

ディーラーでは特定のメーカーの車両しか取り扱っていないため、選択肢が限られてしまいます。

しかし、中古車販売店では多様なブランドやモデルが揃っているため、購入者は燃費・デザイン・安全性能などのニーズに合わせて、メーカーをまたいで幅広く比較検討をすることが可能です。

「より納得感の高いお買い物をしたい」とお考えの方にはピッタリですよ。

 

中立的なアドバイスを受けられる

中古車販売店で車を購入する際の3つめのメリットは、販売員から中立的なアドバイスを受けられることです。

ディーラーだと特定のメーカーに特化しているため、そのメーカーの車両に関する情報やメリットを強調する傾向があります。

しかし、中古車販売店なら、さまざまなメーカーの車を幅広く用意しているので、より中立的な視点でのアドバイスを受けられます。

特に、初めて車を購入する方や、車に対する知識が薄い方にとっては大きな安心材料になるでしょう。

 

中古車販売店で車を買うデメリット

ここからは、中古車販売店で中古車を買うデメリットを詳しく紹介します。

ディーラーより故障のリスクが高い

中古車販売店で車を購入する際の1つめのデメリットは、ディーラーよりも故障のリスクが高いことです。

ディーラーで販売されている車は手厚い保証をつけても問題ないほど状態の良いものが多いのですが、中古車販売店では、新しい車からある程度走りこんだ車まで様々な車が販売されています。

そのため、ディーラーで購入するよりも、どうしても故障のリスクが高まってしまいます。

 

車の品質が販売店ごとに異なる

中古車販売店で車を購入する際の2つめのデメリットは、車の品質にバラつきがあることです。

ディーラーでは、メーカーの基準に基づいて厳格に整備された車両が提供されるため、品質が一定以上に保たれています。しかし、中古車販売店では、整備の基準や品質管理が販売店ごとに異なるため、購入する車両の状態にばらつきが生じることがあります。

特に、整備が不十分な車両を選んでしまうと、購入後に思わぬ故障が発生する可能性が高まります。この場合、修理費用がかさむだけでなく、車の使用に支障をきたすことも。

そのため、中古車販売店での購入を検討する際は、事前に車両の整備履歴や状態をしっかり確認することが重要です。

 

適正価格なのか判断することが難しい

中古車販売店で車を購入する際の3つめのデメリットは、適正価格なのかを判断することが難しいということです。

中古車の価格は、新車と異なり、市場の需要・車両の状態・走行距離・年式など多くの要因によって変動します。そのため、同じ車種でも販売店によって価格が大きく異なることがあります。

特に初めて中古車を購入される方にとっては相場観をつかむことが難しいので、複数の店舗で価格を比較したり、信頼できるお店を見つけたりする必要があるでしょう。

 

中古車購入の際は、信頼できるお店を探しましょう

中古車は新車に比べて安価で手に入る一方、ディーラーと比較すると購入後にトラブルが発生するリスクは高くなります。そのため、とくに初めて中古車を購入する方は、整備の質や実績で信頼できるお店を見つけることが大切です。

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